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さくら経営ニュース

ジョブ理論 & イノベーション(革新)と企業家

★★ ジョブ理論 ★★

今回は買い物を例に、「ジョブ理論」についてのお話をしたいと思います。

例えば、明日の朝ご飯の食材と今日の夜に洗濯する為の洗剤が切れてしまったので、
私は仕事の帰りに食料品と洗剤を買わなければなりません。
一方で、美味しいパンが食べたいし、洗剤を安く買いたいと願う私もいます。

食料品と洗剤を買わなければいけない。これは片付けないといけない用事。
つまり「ジョブ」です。
美味しいパンが食べたい、洗剤を安く買いたい。これは「ニーズ」です。

「ジョブ」を片付けないことには私は家に帰れませんので、いくら美味しいパンと
安い洗剤が欲しくても、パン屋さんとドラッグストアをハシゴするという選択ではなく、
パンも洗剤も一緒に買える近所のスーパーに行きます。

このように「ジョブ」は「ニーズ」に勝ります。
顧客ニーズに応える事も大切ですが、「顧客が片付けないといけない用事は何か」
という視点で、より具体的な戦略を考えてみてはいかがでしょうか。

 

★★ イノベーション(革新)と企業家 ★★

今回はイノベーション(革新)と企業家についてです。
ドイツの経済学者シュンペーターは「経済発展の原動力はイノベーション(革新)である」
と言いました。
そのイノベーションを生み出す人のことが「企業家」です。

2000年以降のイノベーションでぱっと思いつくのがiPhoneです。
iPhoneは2007年にアップルが発売を発表しました。
アップルはボタンではなくタッチで操作するipod×携帯電話×ネット通信デバイス
という既にある知識を組み合わせてiPhoneを生みだしました。
ここで重要なことはイノベーションとは既存知と既存知の新しい組み合わせということです。

2020年にも多くのイノベーションの事例があります。
ウーバーイーツ(飲食店×配送)、エアリズムマスク(エアリズムの素材×マスク)
キャッシュレス決裁(スマホ×電子マネー)など既にある技術を組み合わせている
ということがわかります。

社会情勢が大きく変わるなか、中小企業も変化をしなければなりません。
まずは既存知と既存知を組み合わせて新しい商品・サービスを提供できないか
考えてみてください。

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