発想する会社 ＆ クラウドファンディング

★★ 「発想する会社！」に関して ★★

今回は、「発想する会社！」に関して鈴木がご案内します。

P&Gの「クレスト」という練り歯磨きは、
キャップのネジに練り歯磨きがついて乾きキャップが閉まらなくなるのが悩みでした。
そこで、ワンタッチ開閉式で解決を図ってみたところ、
顧客が昔通りの方法でキャップを何回も捻ってしまった為逆にあける事が出来なくなります。
そこで、一回捻るだけであけられるキャップに変更したら大ヒット商品となりました。

企業の競争力は社員の発想力やアイデア次第です。
ただ、凄い発想力やアイデアなんて天才でなければ無理だ！と思われる方も多いです。

P&Gでは、現場で顧客を徹底的に観察し、
何が問題なのかを見極める事で問題を解決しました。

競争力をつけるためには、
新しいアイデアも必要ですが、
既存の問題点や課題を見つめ直し、
改善する事で新しい商品を開発する事も可能です。
その為には、「ユーザーを徹底的に観察し、理解する。」事も重要です。

★★ クラウドファンディング ★★

デジタルの発展は経営戦略を変える！（クリス・アンダーソン）

資金調達手段として脚光を浴びているクラウドファンディング。

このクラウドファンディングには資金調達以外にも、テストマーケティングとして
活用できるといったメリットもあります。

有名なところでは、劇場アニメの『この世界の片隅に』。
資金調達よりも、映画化を望む人・支持する人の存在を明らかにするために
クラウドファンディングを行いました。
そして目標金額2,000万円をはるかに上回る約3,900万円を集め、大きな支持が
見込めたため、正式に映画化が決定されたそうです。

ここまでの成功事例でなくても、熊本県にある「松下園」が開発したイルカ形の
ティーバッグのケースでは、商品化が決定していない検討段階でクラウド
ファンディングを利用。
若い女性を中心にSNSで拡散され、約2カ月間で目標金額の5倍を超える250万円を
調達しています。

クラウドファンディングの最大のウリは、消費者との距離を近づけてくれるところです。
専門サイト「Makuake」「CAMPFIRE」を見ていても、商品やサービスへの想い・ストーリー、
お客様への熱意が感じられるものが多く、見ている側もファンになりやすいものばかりです。

どんな、商売にも強みや経営者の想いがあるはずです。
それをターゲットに伝える場としても、クラウドファンディングは利用する価値があると
思います。