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さくら経営ニュース

[No.341] ランチェスター戦略の「一点集中主義」について

プロ野球も終わりますが、阪神甲子園球場の近くには名店が数多くございまして、
シーズンが終わっても足繁く通わせていただく三山です。

名店といえば、東京浅草にある創業75年のパン屋「ペリカン」さん。

このお店の商品は「食パン」と「ロールパン」のみ。
卸売りも行っていますが、店舗販売は行列必至、売切御免です。


弱者(大企業以外の企業)の戦略で知られるランチェスター戦略の中に「一点集中主義」
というものがあります。

資源が限られた弱者は、経営資源をできるだけ一つ(商品や顧客、地域など)に絞って、
そこでナンバーワンを目指すというものです。


ペリカンさんも、創業当初は惣菜パンも多く作っていたが、商品を絞ることで、
「単なるパン屋さん」から「食パンとロールパンのお店」という差別化を図りました。
今後もパンの種類を増やして「普通のパン屋」にはなりたくないとのこと。


経営では売上を上げようと、ついつい多くのサービスや商品を用意してしまいます。
自社のお客様は誰なのか、何がお客様に喜ばれているのかを考えて、場合によっては
「やめる、減らす」という決断も必要ではないでしょうか。

食パン専門店先駆けであるペリカンさんですが、最近「トースト専門店」をオープン
されたそうです。
食パン専門店もレッド―オーシャンとなりつつあり、次の一手に期待したいです。
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